功徳が巡りめぐって


千葉県野田市の佐藤裕子さん(58)は6月9日朝(2011年)、心臓に持病のある母親の斎藤ユキさんを(83)
を車に乗せて病院に向かっていた。ところが、家を出てまもなく異変が起きた。
ユキさんの顔が真っ青になり、けいれんが始まり、呼吸停止状態になったのだ。
佐藤さんは交差点に車を止めて、携帯電話で119番しながら片手で心臓マッサージを始めた。
約5分たった。救急車は来ない。

もうだめかと思ったその時、1人の女性が車に乗り込んできた。

「私は医者です」
勤務している病院の当直が明け、夫の車で帰宅途中だった内科医の半谷京子さん(43)だった。
さっそく人工呼吸、心臓マッサージを開始。すると、5分後に呼吸、脈が回復した。

ユキさんは到着した救急車で病院に運ばれ、順調に回復して自力で歩けるようになった。
「まだ長生きしそうです」と笑顔で話す。

半谷さんは停車中の車の後部のドアが開いていたので、
おかしいと思って中をのぞき異常に気がついたという。

この救出劇、もう一つの偶然があった。
助かったユキさんの孫でプロボクサーの佐藤幸治さん(30)は、
2008年2月に池に転落した男の子の命を心臓マッサージで救ったことがある。
新聞にも載った。
その功徳が巡りめぐっておばあさんに返ってきたというわけだ。
佐藤幸治さんは「いいことをすれば、いいことが返ってくる。
感謝という言葉を強く思いますね」と語っていました。



テレビでやっていたので見た人も多いのではないでしょうか?



目の前に起こった事に対し、
自分の判断で人として当たり前の行動をとることが
どんな状況下でもできるのか、、、
自分のことではなく、
見返りを求めることなく
まわりのことを最優先に考え行動できるのか、、、

本当に‘いざ’という時 
できる人でありたいと思います。